私たちの願い
子ども・子育てを取り巻く環境は、大きく変貌しています。地域の子育て環境は、子どもたちが気持ちを交わす機会が減少し、子育て中の親たちも孤独な育児を強いられる時代を迎えています。
私たちは、児童虐待を予防する活動に取り組む、市民活動団体、行政関係者、保健・医療・心理・福祉・教育の専門職、弁護士等と一緒に、平成18年7月にNPO法人を設立しました。
私たちは、法人設立以来ずっと、子育て支援・保育・教育の現場が抱える子育て家庭や、支援者が抱えるニーズ支援者と向かいあい、援助スキルを学びあうセミナー・ワークショップ・研究活動などを推進してきました。
平成22年度から、拠点施設「ねっとMURA」を開設し、「知多市の子育て支援ネットワーク推進連絡会」(H27年に「非営利活動法人地域ぐるみで子育ち・子育ての会こころん」に名称変更)や行政と協働し、地域の子育て支援拠点が豊かになるための活動を開始しました。
一方で、保健センターが実施する母子保健事業や子育て総合支援センターの養育支援訪問事業などと連携し、児童虐待や発達障がい等、個別な配慮を要する子ども・家庭への支援についても模索してきました。子育てしやすい地域環境を創造するためには、官民が連携・協働したネットワークをつくり、子育て支援・相談援助活動の質的充実や援助者をサポートする活動を推進し、子どもの健全育成を図ることがとても大切だと考えています。
地域の予防的支援ネットワーク・システムは、個別な配慮を要する子ども・家庭への個別的支援(ハイリンク・アプローチ)と、地域の子育て支援拠点等、仲間の中で親が子ども理解を深め仲間の中で育ちあう集団支援の両面が充実することが大切であり、更にその双方の支援が連携しあうことができるシステムが重要です。
平成23年度からは、米国で既に児童虐待を予防する効果か実証されている家庭訪問プログラムhealthy Familys Americaの理念や方法論を取り入れた養育支援訪問のプログラムや、母子手帳交付時からの予防的支援システム構築について検討を進めました。
これまで推進してきた事業の検証を通して、私たちは母子健康手帳の交付段階を、社会的支援のスタート地点にすること、子どもたちが未来を生きる礎の力になる、乳幼児期の親と子の愛着の絆を育む支援を積み重ねることの重要性です。
平成27年4月には、子ども・子育て新制度が始まりました。私どもは、地域型保育事業の交付金、知多市の小規模保育A型の認可を受け、平成28年11月に、小規模保育園「ひだまりの家」を開設しようとしています。
ひだまりの家では、地域の方々の応援を受け、幼い子どもたちが、いろんな方の暖かい気持ちをもらう機会を多く作って、人の輪の中で育つことができる保育の展開を目指します。これらは、これまで当法人が推進してきた中で検証してきた理念を、小規模保育という現場でも具現化しようという挑戦といえます。
私たちは、働く親の両立支援のみならず、特別な支援を要する0歳から2歳の子どもたちを受け入れ、個々の子ども・家庭がもつニーズに寄り添い、子どもたちが心身ともに豊かに育っていけるような保育体制を整えます。
地域型保育の制度が認めている、特別な支援を要する子どもに対し、2対1で加配保育士を配置し、また、地域の機関や法人に所属する多彩な専門職と連携し、親御さんの抱える悩みに寄り添いながら、子どもたちの発達を保証していきたいと思っています。
事業実績 【平成19年~平成23年】
子育て支援・保育・教育の現場が抱える子育て家庭や、支援者が抱えるニーズ支援者と向かいあい、援助スキルを学びあうセミナー・ワークショップ・研究活動などを推進してきました。
◎TOKOTOKOセミナーブックレットのご紹介◎
●平成22年~平成26年
私たちの拠点施設「ねっとMURA」を開設し、「知多市の子育て支援ネットワーク推進連絡会」(H27年に「非営利活動法人地域ぐるみで子育ち・子育ての会こころん」に名称変更)や行政と協働し、地域の子育て支援拠点が豊かになるためのネットワークづくりの活動を開始しました。一方で、保健センターが実施する母子保健事業や子育て総合支援センターの養育支援訪問事業などと連携し、児童虐待や発達障がい等、個別な配慮を要する子ども・家庭への支援についても模索してきました。
●平成23年~平成25年
地域の予防的支援ネットワーク・システムは、個別な配慮を要する子ども・家庭への個別的支援(ハイリンク・アプローチ)と、地域の子育て支援拠点等、仲間の中で親が子ども理解を深め仲間の中で育ちあう集団支援の両面が充実することが大切であり、更にその双方の支援が連携しあうことができるシステムが重要です。
平成23年度に、愛知県の児童虐待予防強化事業の委託を受け、中京テレビと連携し、親と子の豊かなかかわりに関して視覚的な学習ができるDVDを作成し、また、米国で作成されたDVD「パープルクライング」を購入し、この2つのDVDを、県内の保健センターや子育て支援関係部署に配布いたしました。
◎妊娠・出産直後からの家庭訪問マニュアル(0~6か月編)◎
●平成23年~平成25年度
私たちは、米国で既に児童虐待を予防する効果か実証されている家庭訪問プログラムhealthy Familys Americaの理念や方法論を取り入れた養育支援訪問のプログラムや、母子手帳交付時からの予防的支援システム構築について検討を進め、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成を受け、妊娠・出産直後からの家庭訪問マニュアル(0~6か月編)を作成しました。
・妊娠・出産直後からの家庭訪問マニュアル(0~6か月編)
●平成26年度
独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成を受け、NPO法人地域ぐるみで子育ち・子育ての会こころんが中心になり、市内5中学校区に広がる地域子育て支援拠点「親子ひろば」における児童虐待を予防する親支援プログラム「親子ひろばの運営マニュアル」を作成しました。
・「親子ひろばの運営マニュアル」
●平成27年度
愛知県から育児不安を抱える妊婦等を支援する人材養成事業の委託を受け、healthy Familys Americaの家庭訪問の理念と方法論に基づいた、養育支援訪問員を養成するための研修会を開催しました。その成果として、養育支援訪問員を養成するための研修プログラム資料集を作成し、県内の保健所、児童相談センター、保健センター、子育て支援関連部署に配布しました。
◎妊娠・出産直後からの家庭訪問マニュアル(0~6か月編)◎
●平成23年~平成25年度
私たちは、米国で既に児童虐待を予防する効果か実証されている家庭訪問プログラムhealthy Familys Americaの理念や方法論を取り入れた養育支援訪問のプログラムや、母子手帳交付時からの予防的支援システム構築について検討を進め、独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成を受け、妊娠・出産直後からの家庭訪問マニュアル(0~6か月編)を作成しました。
・妊娠・出産直後からの家庭訪問マニュアル(0~6か月編)
●平成26年度
独立行政法人福祉医療機構(WAM)の助成を受け、NPO法人地域ぐるみで子育ち・子育ての会こころんが中心になり、市内5中学校区に広がる地域子育て支援拠点「親子ひろば」における児童虐待を予防する親支援プログラム「親子ひろばの運営マニュアル」を作成しました。
・「親子ひろばの運営マニュアル」
●平成27年度
愛知県から育児不安を抱える妊婦等を支援する人材養成事業の委託を受け、healthy Familys Americaの家庭訪問の理念と方法論に基づいた、養育支援訪問員を養成するための研修会を開催しました。その成果として、養育支援訪問員を養成するための研修プログラム資料集を作成し、県内の保健所、児童相談センター、保健センター、子育て支援関連部署に配布しました。
◎養育支援訪問員を養成するための研修プログラム資料集◎
●平成28年度
名古屋市から委託を受け、地域子育て支援専門研修を実施しています。名古屋市内3か所で、一日6限の講座を行い、地域子育て支援拠点の運営に携わる支援員を養成しています。