人のつながりで子どもを育てたいです。
昔は、公園や空地、お寺の境内等に異年齢の子どもたちが集まり、鬼ごっこやかくれんぼ等に興じる姿がありました。そこには、憧れやいたわり等、子ども同士の気持ちを通したかかわりがありました。今ではどうでしょうか。いつしか公園等には、遊びに興じる子どもたちの声が聴こえなくなりました。公共施設を訪れる子どもたちの手には、ゲームが握られていて、子どもたちの目線は手元のゲームに向けられています。
子どもたちは、いろんな人に声を掛けられ、気持ちをかけられ、こころもからだも大きくなっていくのです。知識編中になりがちな社会に育つ子どもたちだからこそ、私たちは地域のいろんな方のつながりの中で、自分を見守ってくれる暖かい気持ちに気づき、自分に誇りが持てる子どもに育ってほしいのです。そんな人とのかかわりの暖かさを実感できる環境を意図的につくっていきたいのです。
私たちの“家”をつくろう
“家”さがしがはじまった!
●2015年12月14日撮影
竹内合名会社の社長さんにご紹介いただいた昭和52年にたった建物。昔は織り布の仕事をされていたそうです。平屋建てと2階建てがくっついていて、平屋の方は、園庭にすぐでることができて、子どもたちが生活しやすそうだなぁ~。
ここが2階建て部分の入り口。一階は職員室、2階は子育て支援の部屋にしたいなぁ。
2階部分は、お日さまの光がいっぱい入り、明るくてあたたかそう。建物の前の庭で、ドロンコ遊びに興じる子どもたちの姿が目に浮かびます。
こんな風に改修したいね!
こんな保育園ができたらいいね。保育士たちでいっぱい話し合いました。それを名古屋学芸大学メディア造形学部の先生と学生がまとめてくれました。
創和設計事務所の竹内さんが
平面図をつくってくれました。
●駐車場ができた
ひだまりの家のすぐ西側に、竹内さんが家を壊して駐車場にされました。
やったぁ~グッドタイミング。お借りできることになりました。
駐車場から、保育室の西側の入口に直結します。
●7月4日。とうとう工事が始まった!
2016年7月8日撮影
いろんな心配があったけど、私たちの願いを込めた工事がついに始まりました。もう足場が組まれました。さぁ工事の始まりです。わくわくします。
どこまで壁が抜けるかな、床下は大丈夫かな。まずは中の物を出して…耐震状態を見極めながら工事はすすみます。エムハウジングさんありがとう。よろしくお願いします。
●すご〜い家の形が見えてきたよ!
2016年8月15日撮影
保育園の真ん中には、0歳児の子どもたちが生活する部屋ができます。畳を敷いて、あかちゃんがハイハイもできます。ベビーベットをおいて安心してお昼寝もできます。
北側の真ん中からは、外に出られる入口がありますよ。北側にも子どもたちが遊べるスペースがあるのです。
【0歳児保育室】
【1・2歳児保育室】
【キッチン】
【食堂】
【職員室】
【子育て支援室】
ここは1-2歳児のお部屋になります。子どもたちが思いきり体を動かすことができるスペースが確保できています。写真の奥の窓がある所に、子どもたち用のトイレを設置。うすピンクのかわいい壁で仕切る予定です。汚れたからだを洗うことができる沐浴槽も完備。トイレ横には、これまたかわいいピンクの手洗いがつく予定です。
キッチンです。管理栄養士さんが、おいしい給食やおやつをつくってくれます。
ガス台、流し台、冷蔵庫、配膳台などを設置します。食堂側には、カウンターもつけてもらいます。子どもたちのこころとからだの成長には、食べることってとても大事なこと。季節の旬の食材をつかって、お家ならではの温かい食事を提供します。
食堂です。0歳児から2歳児まで、時間差で食事をします。子ども用の机やかわいい椅子をおきます。時には、みんなでお好み焼きやパンケーキを焼いて食べたり…。近所のお年寄りと交流したり…。
いろんなバリエーションを工夫して、食べることが大好きな子ども達を育てたいなぁ~
園庭西側の入口を入ったら、ここは職員室です。電話を設置して、保護者や関係機関との連絡の受発信をします。パソコンを設置し、保育の記録などの書類を書いたり、ミーティングをする場所です。
保護者からの個別相談を受ける相談室も設置する予定です。また、2階の子育て支援室にあがっていく階段も設置して、オープンカウンターをおいて受付をします。
職員室横の階段をあがったら、お日さまの光一杯の子育て支援室になります。2階にあがる階段には、子どもたちがつかまって上がれるように、手すりバーを設置しました。
乳幼児親子が10組くらいなら気軽に集うことができるスペースです。これから子育て支援のメニューを企画していきますのでお楽しみに。
大きな窓に囲まれているので、風通しもいいですよ。荷物を置く棚も、トイレも設置しているので、安心してご利用いただけます。
●すご〜い!家の形が見えてきたよ!
2016年8月20日撮影
とうとう外壁らしきものが登場しました。
私たちは、クリーム色のサイディングをお願いしました。赤と青の屋根の色にあいますように。
だんだん家らしくなってきて、わくわく感がますます高鳴ります。
【保育室の玄関】
駐車場から子どもたちが登園する玄関はここ!
「せんせいおはよぉ~」と元気に登園してくる子どもたち、さぁ靴箱にくつを入れてと。
「○○ちゃんおはよう!待ってたよぉ~」と嬉しい笑顔で迎え入れる保育者。
そんなほのぼのとした風景がここで交わされるんだなぁ。
玄関のすぐ横には、大人用トイレとお布団などを収納するクローゼットを設置しています。
お外で遊んでいた子どもたちが食堂に入ってこれる入口です。園庭で砂遊びやブランコ、追いかけっこや散歩等、体をいっぱい動かして、「おなかすいたよぉ~今日の給食なぁに?」という声が聴こえてきそうです。
私たちは、いっぱい遊んでおなかがすいたなぁという感覚を大事にしたいなぁと思っています。
内覧会
●10月29日(土)・30日(日)に内覧会を行います。
●各日10:00-15:00の間、ひだまりの家を開放しますので、
皆様どうぞお越しください。
●内装も進んできました!
【0歳児保育室】
【1・2歳児保育室】
【キッチン】
【職員室】
2016年9月7日撮影
0歳児の保育室です。赤ちゃん達がのびのびと過ごせる場所にしたいですね。畳をひいて、ハイハイすることができるスペースも作っていこうと思っています。
「せんせいおはよう!」
と元気に登園してくる子どもたちの顔が浮かびます。
ここは1-2歳児のお部屋です。2部屋都築の部屋らなったので、子ども達が走り回って遊ぶことができるひろいスペースになりました。
ここにガスレンジや流し台がセッティングされます。カウンターを作ってもらい「おいしいごはんできたよぉ~」
管理栄養士さんがつくるお昼ごはんやおやつ…保育室や園庭でおもいきり体を動かして「おなかすいたよぉ~」と食堂に飛びこんでくる子どもたち。
いっぱい食べて大きくなるんだよぉ~
子育て支援のプログラムにご参加いただく親子の出入り口ですよ。
保育士、管理栄養士、社会福祉士、臨床心理士、精神保健福祉士…等、ひだまりの家は、たくさんのスタッフがチームを作ってよりよい保育や子育て支援を考えていきます。
また、地域の方とも仲よくさせてもらいたいです。そんなネットワークの拠点になったらいいなと思っています。
【階段】
【子育て支援室】
2階の子育て支援室にあがっていく階段です。幼い子どもやお年寄りにも安全に上がって頂けるよう、手すりをつけてもらいました。
「よいしょよいしょ」と声を掛けあいながらあがってね。
ここが職員室の2階にある子育てた支援のお部屋です。子ども達が楽しいあつまりの会につかうこともできます。親も子もたくさんの方と出会い、暖かい気持ちを交わし、人の輪の中で育ちあっていけますように。地域の方やいろんな専門職と手をつないで、そんな子育て支援を進めていきたいです。
【外観】
【外観】
明るくてあたたかい家になるように、クリーム色系の外壁にしました。赤い屋根は保育室。青い屋根は、1階に職員室、2階に子育て支援室です。クリーム色系はどちらの屋根の色にも似あうでしょ!建物の前に園庭ができます。
【玄関】
【廊下】
【沐浴室・トイレ】
駐車場から直結している、保育室の玄関です
さぁ靴を脱いで…荷物をしまって、さぁ遊ぶぞ!
「今日も元気にこられた?」「保育園にくるの楽しみだった?」「よかった!せんせいも楽しみにしてたよ」
保育士たちは、朝の視診をとても大切にします。登園してくる子どもたちの体調や機嫌などをしっかり見て、一人ひとりの心とからだの状態を受け止めます。
各保育室から園庭や食堂につながっている廊下です。南向きにあるので、ひなたぼっこに最適。ここでも楽しい遊びが広がっていくだろうなぁ~
白いパネルが貼ってあるところに、子どもたちのトイレや沐浴のコーナーができます。トイレスペースを区切るパネルの色は薄ピンク、かわいいトイレになりますよ。
横につける子ども用手洗いもうすビンク。
子どもたちがトイレにいくのを楽しく思いながら、トイレットトレーニングができていてくといいなぁ~